2013年12月31日火曜日

双子座の満月とフラワーエッセンス(セラトー)




1217日は2013年最後の満月の瞑想会でした。
集合エネルギーにでたフラワーエッセンスは「セラトー」。
前回は下弦の月の瞑想会のときにでていました。

キーワードは「内なる声」「直観」。自分の判断力に自信がなくなり、多くの人に質問をせずにはいられない気持ちになっているときに処方されるエッセンスです。この日の満月は双子座で、情報収集が得意(あるいは好き)な星座ですが、集め過ぎによって混乱を起こしてしまうタイプもいるとか。まさにセラトーのネガティブな状態です。

 人が迷う理由の1つは、「自分にとっていい結果になる選択をしたい」という欲求があるからですが、人生の体験において、「良かった、悪かった」という二分法は、必ずしも当てはまらないのではないかと思います。私たちが生きるプロセスは善悪で分けられるほど単純なものではなく、音で言うなら複雑な多重奏で表現されるもののはず。
 
 フラワーエッセンスのワークショップでセラトーについて学んでいるとき、「処方している方の様子をみると、どんどん直観が冴え、物事をテキパキ決められるようになる訳ではない。」というお話がでました。「本当にこれでいいのか、自分の望みは何か」と何度何度も迷い、悩む。混沌のループに巻かれながらも、自己の願いを求めていくことで、ピュアな直観や内なる声とつながっていくー。この繰り返しを行なうことが、セラトーを学ぶ醍醐味のようです。

 セラトーはバッチ博士が最初に確立させた12ヒーラーズに分類され、生まれ持った気質に対応するタイプレメディの1つです。実際にセラトーがタイプレメディと思われる人たちを見ると、やみくも迷っているのではなく、集めた情報はどれも選択するに値するものが多く、知性が感じられます。パンパンに膨らんだ脳みそから「ではどの知識を取り出せばいいのか?」と持て余しているような感じで、周囲に答えを求めるわりにはアドバイスに従うとは限らず、根っこのところでは自分の結論がちゃんと出ていたりもします(笑)。

 日本人は「どれが正しいのか」といった結論づけをしない独特の許容性を持った民族で、例えばイエスの生誕を祝うクリスマスを楽しんだ数日後に門松を飾って歳神様を迎え神社を参拝し、仏教においては樹木も石も八百万の神として信仰するなど、さまざまな霊的シンボルを受け入れてきました。
 セラトーは二元論や善悪闘争のない、陰陽のバランス感覚を取り戻させてくれ、「目には視えないけれど、自分にもつながっている存在がいる。その存在からのサインを信じよう」。そした気持ちにさせてくれるのだと思います。

 2014年は、元旦と新月が重なる珍しい年。「ゴール」がキーワードの山羊座の位置ですから、2013年で大切にしてきたこと、願ってきたことなどを立春までの間に振り返ってみるのがいいそうです。
 浄化用の光のお水で、体内もエネルギーも大掃除をして、新月&新年を迎えたいと思います。

2013年12月15日日曜日

射手座の新月の瞑想会とフラワーエッセンス(クレマチス&ホワイトチェストナット)





12月3日は射手座新月の瞑想会でした。
射手座のキーワードは、出国、冒険、チャレンジ、友愛など。1つ前に位置する蠍座で1対1の深い関わりを学んだ後は、新たな挑戦の世界へと向っていくのが射手座のエネルギーです。
一人ひとりというより大勢に意識が向けられるので、この時期はSNSへの参加やブログの開設などにも向いているかと思います。

「哲学」「法律」といったキーワードもあり、満月に向って新しい知識を得ていく学びにも向いていて、いつもよりインテリジェンスな気分で過ごせるかもしれません。

集合エネルギーに出たエッセンスは、「クレマチス」と「ホワイトチェストナット」でした。
クレマチスのマイナス状態は、心が現実にコミットすることを拒み、非現実的な空想の世界へ逃避してしまっているので、集中力にかけ、事故やケガが増えたりしますし、細かいこと忘れがちになってしまいます。

「私そんなこと言ったっけ?」もしくは「そんな連絡は聞いていたかしら?」といったやり取りも頻繁ですし、2階に物を取りにいったのに、ふと窓の景色を見てきれいだなーと思い、その後「あら、何をしにここにきたのかしら」と呆然としてしまうこともあるでしょう。

私は冷えの体質なのですが、いつにも増して手足が冷えるなーと思っていたら、クレマチスが出たことがありました。自分の意識が物理的なことや自分自身の肉体からも離れてしまっているため、エネルギーの代謝が弱くなっていたのです。また長時間の睡眠を必要とする人もいます。

クレマチスをタイプレメディに持つ人たちは、いい意味で「不思議ちゃん」と呼ばれたりもします。そのため社会生活を難しく感じ、そつなく適応できない自分を責めてしまう人もいますが、本来は形、色彩、音など五感にすぐれ、創造的なことを得意としているクレマチス。ポジティブな状態になれば、さまざまな芸術活動や、職業に限らずクリエイティブな世界の表現者として活動することができます。

フラワーエッセンスを一緒に学んでいるクレマチスタイプの方が、先日のワークで、「あっちの世界とこっちの世界を行ったり来たりしている自分。それでいいんだなーと思えるようになった」と話してくれました。


「ホワイトチェストナット」は、滑車から降りられないハムスターのような堂々巡りの思考、いま考えても結論がでないことをぐるぐると考えてしまうときに出るレメディです。
常に「あーでもない、こーでもない」という葛藤が消えないので、額からこめかみにかけての頭痛や目の疲労、寝付きが悪かったり、早く目が覚めてしまったり。無意識に奥歯を噛みしめている人もいるそうです。

処方することで、頭の中でもはや収集がつかなくなった書類がクリアファイルに分類されるようになり、優先順位にしたがって並べられるようになります。いつのまにか設定してしまっていた、「私の思考はここまで」という枠組みの狭さに気付き、実は人の意識や想いは、時空を越えて際限のない世界へ広がっていけということ、部分ではなく全体を捉えることの大切さに気付くことができます。

ホワイトチェストナットのふわふわとした花のエネルギーは、狭義の視野からより多彩な世界観へと誘い、大いなる全体の中からおのずと必要な道筋が出てくることを示してくれるでしょう。

どちらも射手座の新月のもとで行なうアファメーションに、ぴったりのエッセンスだったように思います。

牡牛座満月の瞑想会とフラワーエッセンス(チェリープラム)




1118日は満月の瞑想会でした。
集合エネルギーに出たエッセンスはまたまたレッドチェストナット!3回連続は初めてです。山形の人たちは心根が優しいので、自分のことより先に周りの人たちのことを考えてしまうのかもしれませんね〜。

レッドチェストナットの解説は前回と前々回を読んでみてください。


今回コンビネーションで出たのは、「チェリープラム」でした。緊張しすぎて心が怯えている状態、例えば高所恐怖症や閉所恐怖症、大勢の人が集まる場所での緊張が高まり、それをなんとか抑制しようとする焦りから、さらに悪化してしまうとき。何か恐ろしいことをしてしまうのではないかという衝動にかられてしまうとき、自分の恐れをコントロールするのは、とても難しいもの。

一時的な恐れを手放すには、まったく脈略のない楽しいことを想像したりするのも効果的ですが、「どうしよう」「怖い」という緊張が極限になると余裕がなくなり、その感情と戦ってしまうケースがほとんどです。

チェリープラムは緊急事態に使われるレスキューレメディの1つとしても使われていて、瞬時に霊的な次元とつなげ、安定をもたらしてくれるエッセンスでもあります。


ジュリアンの著『ヒーリングハーブス』の解説から一部抜粋すると、

—チェリープラムは冬の終わりに近づくにつれ咲き始めます。その時期には必ず、雲ひとつない空に、待望の春の到来を告げる輝かしい光が降り注ぐ日が見受けられます。エッセンスはそんな澄み渡る日に作られるのです。—

—穏やかで平和な春のように、冬の嵐のように荒れた心をなだめ、赦しと和解をもたらします。「平和でありなさい。そして不動でありなさい。」という聖なる指令を告げているかのようです。—

不動のちからは牡牛座のエネルギーにも通じます。この日のチェリープラムは、大地と宇宙の間にある私たちを、しっかりと安定させてくれたのかもしれません。


牡羊座の新月のときにも出ていたチェリープラム。解説はこちらをどうぞ。


牡牛座は五感を満たすことがテーマの牡牛座のエネルギーのもと、ヒーリング用のお水もつくりました。

今はこの日のお水とグリセリンで作った化粧水を使っています^^。

2013年12月14日土曜日

蠍座新月とフラワーエッセンス(レッドチェストナット&ラーチ)







11月4日は瞑想会でした。3日が新月だったのですが、「統合医療山形県支部大会」が開催されて、私もシンポジストの一人として参加させていただいたので、翌日の開催となりました。
蠍座のキーワードについては前回のブログでご紹介した通りですが、
11月のアストロラジオの番組で占星術の東海豊さんからも、「蠍座」について、「へー、なるほど」と思う興味深いお話をうかがいました。

東海さんのセッションを受けられた蠍座の方に「好きな言葉はなんですか?」と聞いたら、「心中」と答えたのだそうです。さすが蠍座〜〜!!!まさに蠍座〜!!!と、いたく感動しました。

蠍座は12星座の中でも最も心の深さや闇を感じ取るとも言われ、自覚があるかどうかは別として、生きるか死ぬかといった熱を帯びた情念があります。蠍座の男性だったら、きっと「仕事と心中する」タイプが多いのでしょう。
今回「統合医療のシンポジウム」でコーディネーターを務めてくださった、東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所自然医療部門准教授の川嶋朗先生のプロフィールを拝見したら、なんと蠍座でした^^
川嶋先生も統合医療と心中される覚悟でお仕事されているんだと思います。

東海さん曰く、「蠍座の女性(特に月星座の場合)は、結婚する男性は生涯一人でいいと思えるので、別れるという感覚を持たない人が多いですね。」
「一生あなたについていく的な。それは男性にとっては嬉しいことですね。」と私。
「確かにそうなんですけど、逆を言うと別れられないってことなんです。」
「あ、つまり相手が極道であってもダメ男であっても・・・」。

そんな強い結びつきを大切にする蠍座の女性。いったん冷めてしまうと、同じボリュームで逆の方向に行くそうですが、私の周囲の友人はメールを丁寧に返信してくれたり、困ったことがあると親身に考えてくれたり。あったく寄り添ってくれる友人が多いように思います。

「私、友達が少ないんです。」というご相談を受けることがありますが、蠍座の人たちがいいお手本。私たちはもう大人だし、小学生時代のように「友達100人できるかな」なとどいうプレッシャーもありません。「沢山の友人に囲まれるより、本当に大切な親友がいればいい。」蠍座の人たちはそんな感覚を教えてくれているような気がします。

今回の集合エネルギーにでたのは、前回に引き続き「レッドチェストナット」でした。レッドチェストナットの花は蠍同様の赤い色。愛情の深さの表れだったのでしょうか。

「うちの子どもはやんちゃでケガばかりするんです。」とおっしゃるお母さんは、たいていお子さんがケガをすることをあらかじめ想定して心配しています。ケガをしないでのびのび遊んでいる光景をイメージしていませんし、ケガをしている目の前の状態から意識が離れられず、「ケガから学ぶこともある」「成長のため有効な体験」という見方ができなくなっています。

レッドチェストナットは、親子や夫婦の共生関係、相互依存が強い血族に起きる問題のほか、看護師や教育カウンセラーといった相手の人生の身になって考える職業の人にも必要とされる薬剤です。

レッドチェストナットを服用することで、緊急事態でも冷静でいられ、落ち着いて対処ができるようになります。
最悪の事態ではなく、その人にとって望ましい結果を願う気持ちが湧いてくるはずです。

前回の説明はこちらをどうぞ。



もう1本はラーチ(Larch)。ジュリアンバーナード著の『ヒーリングハーブス』によると、

ラーチが必要な状態は、
「自分のことを、周囲の人と同じように価値ある存在で、
 可能性があると考えられない人々です。
 失敗を予測し、決して成功することはないと感じるため、
 成功を目指して冒険したり、充分に試みることをしないのです」

そしてラーチが伝えているメッセージは、
「この地上で成すべきことは、私たち自身が選んでいるのです。
 私たちは与えられた特別な任務を完全に認識して、この世界にやってきます。」

「私たちは、時の始まりにより賦与されている完璧さを、
 物質的な形で表現するために、ここに存在しているだけなのです。」

そう解説されています。

周囲への心配は、自己肯定力が足りないことの表れなのかもしれません。
ラーチの花の画像を見ると、赤や黄色の雌花が小枝にちょんちょんと並んで咲いていて、とても健気な姿をしています。周囲を圧倒する華やかな勇気というより、「自分らしく進めばいいじゃん」「自分らしく歩けばいいじゃん」と、コロコロと笑いながら小枝の上をバランスを取りながら闊歩しているようなジェスチャーです。

怖くても、不安でも、まずは最初の一歩踏みだすことが何よりも大切。いまこの瞬間に最善を尽くす。ラーチはそう教えてくれているのだと思います。