2015年1月26日月曜日

アストロカフェ 水瓶座の個性




 



117日は、占星術東海豊さんのアストロラジオとアストロカフェでした。
テーマは「水瓶座」。
毎回のことですが、どんな方でもホロスコープ上単体の星座だけで構成されている訳ではないので、太陽星座のほかにも月星座や水星、金星、火星など多くの惑星が位置する星座の要素を持って生きています。

誕生した月日だけで分かる太陽星座の他に、占星術では生まれた西暦や時間によって調べだされる様々な星座がどう影響しあっているのか、それらを読み取ってパーソナル鑑定などを行いますから、これからご紹介する水瓶座についても、当てはまっているところもあれば、そうでないところもあるはずです。


またその星座の個性を熟練的に活用している人と、取り組み始めたばかりの方でも気質は変わってきますし、子どもの場合は月星座や金星をみます

この星座にはこういう側面もあるんだなという、一つの参考になったら幸いです。


まずはいつもの通り、水瓶座を人生に例えると、定年退職後、第二の人生がはじまった時期。

「山羊座が示す社会的責任を果たした後ですから、人生のご褒美のような期間に入ります。もう自由に生きていい状態です」と東海さん。

フリーダムがキーワードの水瓶座さんなんですねぇ。でもなんだかのびのび羽ばたいているように見えない方もいらっしゃる。ロダンの考える人みたいなポーズで、「自由とは?」って座ったままじっと首をひねっているイメージも。


「牡羊や双子と違って無邪気に手放しで好きなように、という訳にはいかないんですよ。大人の星座ですから(笑)」。


社会にとってどうあるべきかという視点が基本にあって、固定された集団組織や古い慣習の枠組みを外して、世界平和的な大局の見方になっていく。
山羊座の均一化された合意から、凸凹であっても、調和している状態を描きたい。真剣に。ということのよう。



水瓶座のキーワードといえば、自由、好奇心、斬新、画期的、ユニーク、理想の世界、頑固、ヘリクツ、自己主張の強さ、自説へのこだわり、合理的などなど。


一見矛盾しているような要素もあって、なんだか複雑〜っ(笑)このあたりの解説も、しっかりしていただきました。


「例えば、”空はピンクに見える”と水瓶座が言ったとします。周囲には斬新すぎて変人に見えるかもしれない。間違っているよと言っても水瓶座はやすやすと撤回しない。それは闇雲にピンクと言っている訳ではなく、ピンク色のレンズが入ったメガネをあえてかけているからなんです」。


思いつきや人に勧められて選んだのではなく、12色あるいは24色あるいはもっとたくさんのメガネをかけて、さんざん考えて選び抜いたピンクのメガネだからこそ、自説を主張する自信がある。

さらに選ぶ基準は自分に似合うから”ではなく、”世界平和を考慮した上で最も適切であろうと思われる、中庸的な視点で決定しているから”なのだとか。


ひゃあ〜、りっぱ過ぎて、結局太刀打ちできないわ〜(><)。


「いえいえ、もしも自分を上回る納得した意見がでたら、水瓶座は相手を尊重する用意もちゃんとできています。ただそういう意見がなかなか出てこないだけで」と東海さん。だから(笑)



水瓶座にとってのNGワードもいろいろありましたが、
1つは「まずやってみろ」。
なんと、牡羊座にとっては大好きな言葉です^^;;


ちゃんと考えて自分の言葉で納得してからでなければ行動したくないので、数打ちゃ当たる的なトライ&エラーを繰り返すパターンは苦手のよう。
あらかじめ目的、ミッションを知ったうえで取り組みたい。

「水瓶座は会社で部下のうちは、生意気とか面倒くさいヤツと言われることもあります。内部告発するのも水瓶座的。会社の利益になるからと説明されても、社会全体にとって悪しきことには目をつぶれない」
長いものにぐる〜っと巻かれたりできないんですね〜。



常識にとらわれず、枠組みを越えていくことが役割の水瓶座さん。ローカルの社内会議などで、”でもアフリカでは〜”とか、突然突拍子もない例え話をしてしまうのも、大局を見ている所以。
 ”得も損も一緒”という、物事は巡っていくことを知っている。


水瓶座は波線を2本横に引いたマークですが、「巡る」はその1つをタテにしたような文字でちょっと似ています。


「山羊座のときには、社会がよくなるためには自己犠牲もしかたないと考えていましたが、水瓶座になると、”公”と”個”は両立するはずだと考える。分断された社会の垣根を外すための解決策を見つけたい人たちです」



FacebookTwitterなど、みんなが使えるツールを平等に提供したいという発想も水瓶座の範疇。総理大臣も土地の有力者も一般庶民もみんなみんな同じように情報発信できる方法があるなんて、昔の封建的社会に比べたら夢のような世の中です。



枠組みを外すという点では、ユニセックスも水瓶座のキーワード。
去年は日本の同性愛の結婚も話題になりましたが、男として、女として、というより一人の人間として相手を見るので、性差を越えた感性も持っているそうです。




ご参加くださった水瓶座のお母さんのお話で、
「子どもが学校でケンカをしまして、相手のお母さんは蟹座の方だったので、うちの子は優しいから、うちの子から暴力をふるうことはありませんとおっしゃっていて、私はケンカの現場にいなかった訳ですから実際見ていませんし、どちらが悪いのか私は分かりませんと答えたんです。うちの子が悪いなら謝らなければいけませんし。
で、家に帰ってきてから子どもに、なんだよあの言い方は〜って、愛情がないみたいだって文句を言われたことがありました(苦笑)」


これもまさに水瓶座らしいエピソード。冷静に物事を判断したいので、こういう振る舞いになる訳ですねー。



何があっても子どもを信じて守ろうとする蟹座のお母さん。世の中で人としてどうあるべきかを教えようする水瓶座のお母さん。どちらも母親として間違ってはいないけど、愛情表現や教育のスタンスが違います。



占星術を学んで役立つなと思うのはこういう場面に出くわしたとき。

考え方の違いを知っていれば、「なんでそんなことを言うんだろう???」とただ悩むところから、共感はできなくても違いを理解することができますもんね。



その他、水瓶座の個性は、

細かい作業が苦手

所属や帰属が苦手=会社組織や結婚に向かない=仕事は最終的にフリーランスに進む人が多い。結婚は束縛しない人を選ぶ。

クール。

上から目線。
・ 宇宙人といわれる。
・ 自分好き。

片付いた部屋、整理された空間、合理的な暮らしが好きなので都会向き。(ここで、「都会は人がごちゃごちゃしてますよ」とツッコミを入れてみましたが、それはまた別の話だそうです 笑)

マイペース

鉄道的(沢山の人を運ぶ。レールに乗って停車場までの間隔が長い。市営バスのように頻繁に停まらないし、車のように自由に動き回らない)
・例え話に出た色レンズのメガネは、だいたい7年周期で変わって、また何かをきっかけにがらっと新しい世界観を持つようになる。

ホロスコープのアセンダントに水瓶座がある人は若く見られる。



広い視野をもって考え抜いた結論で生きているだけに、ネガティブな状態になったときの注意すべき点は、

絶対正しいと思い込んで自分を見失う。

人の話に耳を貸さなくなる。

フリーズする。

頭を使うので体に鈍感になってしまう。神経体質の傾向にある。(意識的にリラックスする時間を作って交感神経を休めること)など。 





「水瓶座は自分の意見をごり押ししたいのではないです。自分の意見が正しいかどうかを確認したい。だから発言するし、聞く耳も持っています。ちゃんと議論がしたいんです」


なるほど、黙って受け身で聞かなくちゃいけない訳じゃなく、こちらの意見も言っていいんですね。



ということで〜、私的水瓶座の視点もちょっと^;^。
 セミナー中に何度か出てきた水瓶座は結婚に向かないというお話。

理由はベタベタした関係を好まないからで、参加された方の中にもご主人が単身赴任をされている方がいらっしゃいました。自然とそういうタイプを選ばれているんですね〜。



水瓶座さんは結婚しない方がいいということではなく、お互いの自由を尊重しあえる相手であれば問題ないのだと思います。
年季が入って来たご夫婦に「長続きの秘訣は?」とうかがうと、たいていは「お互いに干渉しないこと」っていう答えが返ってきますもん。
水瓶座で婚活中の方は、何でも一緒にやってくれる人より、お相手も自分の趣味や独自の世界観を持っているような方があっているかもしれません。



悩みが多いとしたら結婚よりも恋愛中なんじゃないかな。特に、相手が火や地のエレメントの星座だと、水瓶座はやや盛り上がりに欠ける印象になるかも。余談ですが、天秤座の愛情表現も分かりにくいと思います。素直に表現してくれるのは牡牛座や双子座、たっぷり系は蟹座と蠍座かな^^

(ただ、相性占いについては、また別ページでアップします。ホロスコープの相性ってもっと別の視点が必要なので) 


ほかにもセミナー中はいろんな要素がでまして、中味の濃い時間となりました。



次回は2月28日(土)14:30〜いよいよラストの「魚座」さん。
3月28日(土)14:30〜は「2015年の星回り予想」の予定です。

「空間企画工房みんなのそらいろ」でお待ちしていますー☆。

2015年1月4日日曜日

2015年 山羊座の過ごし方


12月22日は朔旦冬至。新月と冬至が重なる19年に1度の貴重な日。

太陽と月のサイクルが「ごぶさた~」と一致し、

それぞれの新たな運行がはじまりました。

そして24日のクリスマスイヴには、

30年ぶりに土星が蠍座から射手座に移動。

これからの2年半は、 射手座的問いかけが注がれるようになっていきます。 射手座については、前回のブログを読んでみてください。
 http://hikarinows.blogspot.jp/2014/12/blog-post.html

こういう時期はなんらかのターニングポイントになり、

今は山羊座の時期ですから、現実的に達成したいこと、

収穫したいことをイメージするのに向いています。

22日の瞑想会で出たフラワーエッセンスは、

「ミムラス」と「アグリモニー」。

現実的な不安感を解消し、真の平和を叶えるための

心持ちを教えてくれる2種類です。



ミムラスの解説は、今後加筆していきますが、まずはこちらをどうぞ。




アグリモニーの詳しい解説はこちらをどうぞ。




アファメーションの時間では、



1私は達成のために動き出します。

2私はできることをやり、できないことはNOと言えるようになります。

3パートナーと出会うための行動を起こします。

4私は自立心を養しなって、○○をします。

5私は私にふさわしい役割を見つけ、能力を発揮します。

2015年に○○をするための種まきをします。

7他人を思い通りにしようとするクセをやめます。

8自分を正当化するクセをやめます。



こうした要素を取り入れて行いました。

(新月は過ぎましたが、こうしたことを意識して過ごしてもらうといいです)

共通のポイントは、動くということ。

山羊座さんは活動宮なので(ほか牡羊座、天秤座、蟹座がいます)、

この時期は動くことでエネルギーが高まります。



また支配と自己弁護をリリースすることも大事。

山羊座さんの正論は的確ですが、

次に来る水瓶座さんはさらに「こうあるべき!」 とズバリ言えるパワーの持ち主。

本当に平和的な世の中をつくり上げるためには一刀両断するだけでなく、

上手に調和していく伝え方を、身近な人たちで学んでおく必要があります。



直観であちこちを遊学し、真理を学んできた射手座が

再び自分のフィールドに帰り、どんなルールづくりをしていくか。

翌日23日、星読みの東海豊さんによるアストロカフェでは、

山羊座をテーマにお話いただきました。




世の中の常識は山羊座の人たちによって作られると言われるように、

山羊座さんは保守派であり正統派。

「多数決をとったら、山羊座の意見は絶対勝ちますよ」と東海さん。



前回の射手座が直観の趣くままに冒険していく様相とは一変し、

安全第一、着実、常識的、世間体、伝統といったキーワードが並びます。



ゆえにビジネス的な成功者など、 高みを目指す人も多いといわれますが、



「やりたくてそこに行く、  
 というニュアンスともちょっと違うんですよね。

 どちらかというと義務感に後押しされている感覚。

 前半の星座と違って個人的な喜びには満足せず、

 グループ意識が優先なので、やり遂げるためにやる。

 現実的に役立つ仕事をして、

 みんなに利益をもたらして満足してもらわなければならないから、

 ちゃんと結果を出さなければ良しとできない。

 なのでつねに心配もつきまとう」



しかも、



「棚ぼた的な結果じゃ嫌なんです。

 こうやって、こういう努力をしたからうまくいった、という理由がいる。

 体系化させた成功本を書けるのも山羊座の人たちですね。」



簡単に作られているものには価値を感じないところが、

伝統というキーワードにつながるのかな。



山羊座は地のエレメントで、

同様の牡牛座、乙女座も価値や結果を大事にする傾向があるとか。

ということは、 12星座のうちほかの9星座は結果重視にはならない訳で、

厳しいな~と感じる山羊座さんがいるのは、 このためなんですねー。



こうして書いていくと努力家のイメージもありますが、

私が出会った山羊座さんたちには世代的な変化があるような気もします。



昭和前半生まれの人たちは自ら努力する意識が強かったかもしれませんが、

後半にいくにつれ、結果を出してくれる人やツールを

見つけていくタイプも増えているような。

ストイックな乙女座さんは根っからの苦労人といえますが、

山羊座さんの場合は自分が汗水たらすというより、

周囲をうまく動かしていく能力があるように思います。

他者への要求願望もあるから、 社長っぽさもそなえているんですね。



突然のひらめきで走り出す射手座の社長や(笑)、

斬新すぎて部下はどう動いていいのか分からない水瓶座の社長より(笑)、

山羊座の社長が出す指示は現実的でかたちが見えやすいはず。

多少の無茶ぶりは良しとしましょう(^^



この世のルールを重んじる山羊座さんですが、

常識は時代、地域、人によっても変化し、

けっして普遍的なものばかりでありません。

世間を意識しすぎて自分の骨子が分からなくなったときは、

水瓶座の思考がヒントになります。



「山羊座はローカルなルールを作っていくので、

 テリトリーの視野が狭くなって苦しくなる点では

 蟹座と似ているところがあります。

 地球全体を見ている水瓶座を見習って、

 ものごとを俯瞰するとラクになりますよ」



山羊座の守護星は、内なる監視の目を持つ土星。

山羊座の時期は、自分が収穫するものを ツメを甘くせず確認すること。

「これをやった」と自覚することも大事だそう。



「コンサル業をやっていた頃の先輩が、  
 セミナーが終わった後は、お客様に今日は大成功でしたね  と必ず言えっていうんですよ。

 いろいろ不手際もありまして申し訳ありませんでした、

 なんて挨拶は失礼になるから絶対に言うなよと。

 結果的に大成功だと言えば、大成功になるんだよって。

 あの頃は単なるテクニックの1つなんだろうな  
 としか思っていなかったけど、

 あの先輩、山羊座だったんですよね~。 

 山羊座は自分を肯定できる人も多いんですよ」
と東海さん。



セミナーの後半では、 山羊座さんへのNGワードやプラスワードについてと、 参加者お一人おひとりの土星の使い方についてもアドバイスをいただきました。 

  「どの星座にも言えることですが、
 自分が選んで生まれてきた星座をちゃんと使うこと。
 何かに遠慮してひっこめてしまうのが一番よくないです」

ということで、 
誕生日で分かる太陽星座以外にも、 月も土星も、火星も金星も理解して使っていくことで、 自分らしい生き方ができるんだなーと、あらためて思いました。



*次回は2015年1月17日(土)14:30〜 
テーマは「水瓶座」

会場は「空間企画工房 みんなのそら・いろ」です。