2013年5月1日水曜日

怒りの時代もありました



月刊zero23  4月号の書き下ろしです。


新月と満月の瞑想会で、
集合エネルギーに合わせて選ぶフラワーエッセンス。
3月の新月に出たのは「ヴァーベイン」と「ビーチ」で、
どちらも「自分や他人に不寛容」が共通点。

ヴァーベインは物事に集中しすぎるところがあり、
「こうあらねばならない」と
大義のためならどんな犠牲もいとわない態度で
会う人ごとに熱弁をふるったり、
世の不正に対して猛烈な怒りを覚えたり。
エネルギッシュで使命感が強く、
信念を貫き決着をつけようとする。

身体はつねにこわばって、軽い冗談にも怒りだし、
困ったことにこの状態が別の問題を引き起こしているとは、
本人はまったく気付いていない。

いやー、書いているだけでも赤面したくなるほど、
30代の私もこんなところがあったなーと、
20年前を振り返ってしみじみ思う。
睡眠時間も食事もどうでもよくて、
クオリティーの高い仕事がしたいという大義があるから、
周囲に仕事嫌いの人がいると
表向きはできるだけ微笑みを忘れないようにしつつも)
心の中ではじだんだを踏んでいた(苦笑)。

(ヴァーベインの関連サイト)
http://hikarinows.blogspot.jp/search?updated-max=2013-04-09T16:23:00%2B09:00&max-results

そして「ビーチ」はさらに悪化しているとも言え、
傲慢で批判的で主観的。
解説本によると
「他人のあらはどんな小さなものでも見つけるが、自分の欠点には甘い」とあり、
別の本には「自分に厳して過ぎる完璧主義」ともある。

若いときは、
「みな違う性質で生まれてきている」ということが分からない。
分かっていても、うっかり忘れてしまいがち。
自分が出来ることはみんな出来ると思っていたり、
「普通こうだよね?」という自分の主観が世間の常識だと思っている。

「みんなが仕事大好き人間とは限らないよね〜」とある人に言われ、
そりゃーそうだよねぇと、頭で理解はしているけれど、
心の底から理解できるようになったのは40歳も過ぎてからだった。

生物多様性。
環境用語の1つで、私の好きな言葉だ。

フラワーエッセンスや占星術と出会ってつくづく良かったと思うのは、
自分と他人は違うということを、理屈抜きで知れたことだ。
生まれ持った個性、ネガティブになるポイント、人生のテーマなど、
似ている箇所はあったとしても、誰ひとり同じではない。

ビーチが出る人は本来知恵者であることが多く、
処方後は「包容力のある診断家」になると記されている。

ワークショップの講師・七歩子氏の著書には、
「自らの立場を突き破り、高く広がりのある世界から
地上の存在を眺めるような能力が必要です。
それは神の視座といえるかもしれません」とある。

外側で何が起きようと、
ビーチのような忍辱(にんにく)の心でいられたらと思う。



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